こんにちは。KANAです。
今日はコーヒーカップのイラストを、とあるイラスト本を参考に描いてみました。
・・・どうでしょうか。
何だか違和感があるな〜〜と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初にこのイラストを見て描いた時に、「何かへんだな〜。違和感があるな〜。」と思いつつ、「ま、いっか。」と流してしまっていました。
今日はこの『違和感』について、じっくり考えてみたいと思います。
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パースが正しくないイラストでもいい?
このコーヒーカップのイラスト、なるべく実物を見たまま描くとしたらこうなるはずです。(※底面に注目)
元のイラストはこちら。
違いがわかりましたでしょうか。
このコーヒーカップ、単純に描いていますが、2つの視点を組み合わせて描いているんですね。こんな感じで。
カップの上面は斜め上から見た絵なのに、カップの底面は真横から見た絵になっています。
この『パースのゆがみ』が、違和感の元となっていました。
正しいパースじゃなくていい?
では、このイラストはパースが狂っているからダメかというと、私はそうは思いません。
別にパースが正しくても正しくなくても、これがコーヒーカップだと一目でわかるんじゃないかと思います。わかります・・・よね?(・ω・`。)
こういったシンプルなイラストだと、パースのゆがみも「省略」や「単純化」の1つであり、イラストの「味」や「魅力」につながっているのではないでしょうか。
(ただ、もっと写実的(リアル)なイラストにしたいときは、パースの正しさは必要になります。要はバランスですね。くわしい話はまたいずれ…。)
必ずしも「正しいパースがとれているイラスト=上手い、魅力がある」というわけではないんだと思っていただけると、立体的なイラストに、より気軽に挑戦できるのではないでしょうか。
ちなみに、先ほどのイラストにソーサー(受け皿)をつけるとこうなります・・・。
そこは斜めから見るんだ!wみたいな。
結局、パースが合ってるとか合ってないとか関係なくて、できあがったイラストがいい感じに見えればいいのかな、と。
ボールペンイラストにはそんなお手軽さがあるので、パースとか気にせず楽しんで描いたらいいと思います。
そんなお話でした。
ちなみに先ほどのコーヒーカップのイラストを発展させていくと、こんなケーキのイラストもパースを気にせず描けます。
ケーキ上面の華やかなところだけ強調できるので、これはこれでアリなのかな〜と。
予告
というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、今回は立体的なイラストの描き方例をご紹介・・・
しようと思いましたが、長くなりすぎてしまったので次回になりました・・・!(´>∀<`)ゝ
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