こんにちは、KANAです。
今回は、ものを立体的に描くときの考え方や、描き方の例をご紹介します。
ものを正面から描くだけでなく、たて、よこ、ななめ、いろんな角度から描いてみましょう。
その「もの」がより具体的になることで、リアリティが増し、より魅力的なイラストになるはずです。
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それらしく見える角度を考えよう
たとえば「キノコ」を描く場合、どの角度から描くとキノコとわかりやすいでしょうか?
キノコの場合は、真横から見た絵の方がわかりやすいですね。
次は、「ドーナツ」を描いてみました。
ドーナツの場合は、真上から見た絵の方が、ドーナツとわかりやすいと思います。
このように、まずどの角度から見たら、その「もの」らしさが表れるかを考えると、よりわかりやすいイラストになります。
平面だとわかりづらいときは立体で描く
さて、ここで「いちごのショートケーキ」を例に挙げたいと思います。
丸いホールケーキではなくて、三角に切られたカットケーキを描いてみました。
三角ケーキの場合、真上や真横、真後ろから見た絵だと、いまいち「ケーキ」だとわかりづらいですよね。
そんなときは、立体的に描くと万事解決!☆
いきなり立体で描くのがむずかしいときは、真上と真横の2つの角度から見た絵を、ざっくり組み合わせて描くと、それっぽく見えますよ。
「平面」「立体」「くずし立体」で描く例
いくつかのアイテムを「平面」「立体」「くずし立体」の3つのパターンで描いてみました。
「くずし立体」というのは、あえてラフ(雑)にした立体のことです。(こちらのイラスト本を参考に、名称を使わせてもらいました)
これがくずし立体、という明確な定義はなく、パースが正確ではないけど「立体っぽく見える」ような形です。
ダンボール箱 |
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平面 | 立体 | くずし立体 |
持ち手の穴を描くとダンボールらしく | 3面を見せる | 特徴的な上面と側面のみ描く |
ラッピング |
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正面から描く | 立方体だとわかるように | しわだけで立体感をだす |
ノート |
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正面から描く | 上面の厚みを見せる | 側面にも厚みを出す |
バケツ |
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正面から描く | 少し上から見ている状態 | 2つの角度から見た絵をミックス |
ワイングラス |
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正面から描く | 少し上から見ている状態 | 2つの角度から見た絵をミックス |
まとめ
というわけで、立体のイラスト例を、平面で描くときと比較しながらご紹介しました。
立体的なイラストをきちんと描こうとすると、技術や知識が必要ですが、自分で楽しむイラストだったら、正確さはあまり気にせず気軽に挑戦できるのでは!
ぜひ試してみてくださいね。